年報 第16号 巻頭言

巻頭言



天文シミュレーションプロジェクト(Center for Computational Astrophysics, CfCA)は、2018年6月から現在の共同利用算機システムの運用を行っています。現システムの主力計算機は大規模並列計算機アテルイII(Cray XC50)で理論演算性能は3 Pflops です。これまで運用してきた重力多体問題専用計算機 GRAP-DR と GRAPE-9 は2021年度末で運用を終了し、汎用 GPU に置き換えました。また、計算サーバとファイルサーバの増強も行っています。


現システムの4年目にあたる2021年度も、この年報に見られるように、多くのユーザが CfCA の共同利用計算機システムを利用し、素晴らしい研究成果をあげたことを嬉しく思います。現システムの運用は残り2年になりますが、すべてのユーザにとって利用しやすく研究成果をあげやすい環境を提供すべく努力を続けていきたいと考えています。これからも CfCA の共同利用計算機による新たな研究成果を期待しています。

2022年 7月 1日

天文シミュレーションプロジェクト プロジェクト長 小久保英一郎

戻る